ALICE ANTIQUES BLOG-annex

            ブログアーカイブ:2008.Oct.〜2015.May           

ティーカップの容量

以前から、???と思ってたことがあるので、ちょっと書いておきます。

シルバーのポットで容量を示すときに、よくカップ5杯分です、6杯分です、とか書いたものがありますが、
その場合のカップ一杯とは何ccでしょうか。

アンティークのカップをご使用になっている方もかなりいらっしゃると思います。

手元にある「英国紅茶の館」(仁田大八著。東京書籍、絶版ですがamazonでまだ買えます)によれば、

*ティーカップに満杯にするとほぼ200cc,8分目までいれると、133cc.
これは現代のどのティーカップでもほぼ同じ容量なのだそうです。

なので、シルバーポットのときの、カップ何杯分、というのはほぼ130ccが基準になっているようです。


**ところが!
アンティークのカップはもっと小さいのです。
満杯にしても170~180cc.
8分目まで注いで、100~110ccなのです。

戦後、今の大きさになったのでしょうか。
パラゴンのローズハンドルは1930~1950年代に作られたものですが、
満杯にして170ccです。
シェリーのデインティシェイプも1960年頃まであったはずですが、やはり170cc。


ところが、リモージュアビランドのものはヴィンテージでも200cc以上のものが多いのです。
(なので、カップ一杯分は130cc)
どうしてこうなっているのかわかりませんが、
ともかく、アンティークのカップでお茶される方は、
このことを知っておくと良いと思います。



**「英国紅茶の館」の著者、仁田さんは、お茶の水でサーモピレーという
伝説の英国紅茶専門のティールームを20年間、運営されていました。

私もこの本の出版に少し関わらせていただいたので、ご本人に何度かお会いしたことがあります。
いろいろ紅茶のことをお聞きしたのですが、本当に、本当に詳しい!
特に、英国紅茶の歴史は、具体的な資料がたくさん載っていて
かなりマニアックですが、とてもよくわかります。
トリビアの泉で、英国紅茶がテーマになった時も資料協力したそうですが、
スタッフがあまりに紅茶のことを知らなくて残念!とおっしゃっていました。

 ♣陶磁器

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